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熱 中 症

 

熱中症とは

暑熱(高温)環境下で起こる、体内の水分や電解質(ナトリウム、カリウムなど)の欠乏や高体温による臓器障害の総称です。

   熱中症発生の要因

①気温・湿度が高く風が弱い 
②運動による体内の熱産生 
③加齢等による身体の放射能力の低下 
④体調不良(下痢・嘔吐・発熱など) 
⑤心臓・腎臓機能の低下 

熱中症の症状

熱失神・熱虚脱

水分の不足は脳への血流不足となり、めまい・吐き気・頭痛・ふらつき・眠気などの症状を引き起こします。 顔が赤くほてった感じになり判断や動作が鈍くなります。

熱けいれん

大量に汗をかいて塩分(ナトリウム)を補給しないと、塩分不足により筋肉のけいれんを引き起こします。

熱疲へい

体内の水分が不足して、消化管の機能低下により食欲不振が生じ、筋力の低下から疲れやすい状態が続きます。

熱射病

体温が40℃に達すると体温中枢が麻痺して、発汗が止まり意識も低下し全身のけいれんを生じるなどして死にいたる場合もあります。

熱中症の応急処置

水分・塩分の補給

冷たいイオン飲料
ナトリウム40~80mg/100mLを含んだスポーツドリンク
 食塩水(0.1~0.2%の塩分)
 ※コップ1杯あたり一つまみの量の塩が目安

体温を下げる  

 涼しい場所に移し衣服を緩める。
 太い血管のある脇の下、首、足の付け根、股の間を保冷剤などで冷やす。
 身体の表面に水をかけたり、濡れタオルをあて団扇であおぎ気化熱で冷やす。