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お薬の飲み方と服用時間

 

お薬の基本的な飲み方

 

お薬はできるだけコップ一杯のお水または白湯で服用しましょう。
最近のお薬は、たいていお茶も大丈夫です。普段お食事のときにお茶を飲まれる方は、そのままお茶で服用しても差し支えは無いと思います。

ただし牛乳やグレープフルーツなどは、ある種のお薬と反応してしまいお薬の効果を妨げたり効きすぎたりしてしまうので注意が必要です。

一番良くないのは、水分なしでお薬を服用することです。水分なしでお薬を服用してしまうとお薬が食道部分で留まり、その部分が潰瘍になる恐れがあるからです。

また決められた服用時間にもそれぞれ意味があり、お薬が最も効率よく安全に効くように試験をされ決められているため医師から処方されたお薬は決められた時間通りに服用してください。


 

お薬の服用時間


1)食後
 最も指示の多い服用時間で食後20~30分以内を目安に服用します。食べ物と一緒の方が程良く吸収され胃にも刺激が少ないため多くのお薬が食後に処方されます。また食事の後は一般的に飲み忘れが少ないと言われています。

2)食直後
 食事の直後(10分以内)を目安に服用します。食事が終わりお箸をおいてすぐ服用して下さい。
胃を荒らしやすいお薬や脂溶性で食直後の方が吸収の良い吸収の良いお薬が処方されます。

3)食前
 食事の20~30分前を目安に服用します。食事の影響を受けやすいお薬、胃の調子を整える食欲増進剤や吐き気を抑えるお薬、血糖値を抑えるお薬などが処方されます。

4)食直前
 食事の直前(10分以内)を目安に服用します。食事の際、お箸を持つ直前に服用して下さい。食事の影響を受けやすいお薬や食事による急激な糖の吸収を抑えるお薬などが処方されます。

5)食間
 食事と食事の間、およそ食後2時間後を目安に服用します。食事の影響で吸収が悪くなるお薬や胃粘膜を修復するお薬などが処方されます。

6)就寝前
 眠る30分前を目安に服用します。不眠の時に使用するお薬や翌朝、排便できるようにするお薬などが処方されます。