◇小児科でよく使う散剤(感冒・アレルギー薬)の飲ませ方と特徴 |
最近の薬は昔よりかなり飲みやすくはなりましたが、「子供がなかなか薬を飲んでくれない」というのはやはりよくあることです。 薬は、水か白湯で飲むか溶かして飲むことが基本ですが、飲んでくれないことには話しになりません。 ここでは小児科でよく処方される散剤について、それぞれの薬の特徴や混ぜると飲みやすくなるといわれているもの、逆に混ぜることにより飲みにくくなったり、薬のききめに影響を与える相性の悪いものなどをご紹介します。 アイスクリームやゼリーには混ぜるよりも、薬をのせてサンドして食べさせてあげてください。 ただし、全ての飲食物に対する詳細な情報が揃っているわけではありません。 ここでの情報は、各医薬品メ-カ-からのインタビュ-や当薬局の日常の経験に基づいた内容になっておりますので、決して絶対的なものではないということをご了解ください。不明な点につきましては、主治医の先生とよくご相談なさってください。 ※味の感じ方や好みは個人差がありますので、どんなお子様でも飲めるという方法ではありませんが、参考になさって下さい。 |
解熱鎮痛剤
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(1)カロナール細粒20% 〔色・味・におい〕淡橙色、甘味、オレンジ風味、溶かすと苦いことあり 〔混ぜることで飲みやすくなるもの〕どうしても飲めない場合は、アイスクリームに混ぜたり、牛乳・ジュースなどに溶かして飲むようにしてください。ただし、効果は変りませんが、吸収が遅れることがあります。 〔混ぜると相性の悪いもの〕ヨーグルト・スポ-ツ飲料・果汁ジュースなどで苦みがまします。 |
鎮咳去痰薬
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(1)アスベリンドライシロップ2% |
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去痰薬
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(1)小児用ムコソルバンDS1.5% |
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(2)ムコダインドライシロップ 〔色・味・におい〕淡赤白色、甘味、ピーチ味、少し酸味あり 〔混ぜることで飲みやすくなるもの〕アイスクリーム・乳酸菌飲料 〔混ぜると相性の悪いもの〕ウーロン茶・牛乳はあまりおいしくありません |
気管支拡張剤
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(1)ベラチンドライシロップ |
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(2)テオドールドライシロップ20% |
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抗ヒスタミン剤
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(1)クレ・ママレット |
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(2)ニポラジン小児用細粒0.6% |
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抗アレルギー剤
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(1)オノンドライシロップ |
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(2)ザジテンドライシロップ |
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(3)アレジオンドライシロップ1% |
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